Ω徘徊者 1人 : ◆グッドバイ
◆鍛錬場 > (死と隣り合わせの戦闘の闘気ではない熱気に満たされた鍛錬場からヒューゴの姿は消えていく…) [Thu 29 May 2003 03:33:06]
◆ヒューゴ > そうだなぁ、俺は酒を一杯並べて、一口ずつ飲もうかな。利き酒って奴だよ。それで……(夜を連れ立ち消える二つの影。出逢えば、必ず別れる時が来る。出逢いも、別れも、笑って迎えられればいい。出逢いが、何かのはじまりのように。別れも、きっと、何かのはじまりだから。さよならも、こんにちはと笑って言おう。今はその日まで。書かれる物語にはただ一言。ハロー。出逢いの言葉を。いずれ来る、別れに向けて――) [Thu 29 May 2003 03:33:03]
◆鍛錬場 > (死と隣り合わせの戦闘の闘気ではない熱気に満たされた鍛錬場からグッドバイの姿は消えていく…) [Thu 29 May 2003 03:18:40]
◆グッドバイ > (声を掛けてそのまま、仲良くなった二人は、未だ暗い空の下、歩いてゆく。甘味目指して。謎。) [Thu 29 May 2003 03:18:38]
◆グッドバイ > (こうしていれば、普通に少年であるのに。笑顔の裏で、男は何処か遠くを見ていた。まだ少年が無邪気である事が救いである気がしたのは男の勝手な思い。) ……今は、無し無し、 (少年に聞こえぬように独りごち。そうだ、今は、少年が奢ってくれると云うのに喜ばねば。) [Thu 29 May 2003 03:17:07]
◆グッドバイ > げ、生意気。 (しかし、己の腹を割かなくて良いのなら大歓迎だ。何だって奢ってくれると云う少年。大人としてどうか、などと云う問題は男にとって些細なもの。ニヤニヤと笑み浮かべ、少年の後に付くと、肩を抱いて出口へ向かわんと。) お言葉に甘えて、取り敢えずはカフェのデザート制覇ってトコだな、 (ぼそり、何か云うた。) [Thu 29 May 2003 02:59:46]
◆ヒューゴ > へへん、今日のお礼に、俺がおごるよ。きっと、ハローさんより俺のほうが金持ちだもの。(ギルドのクエストを幾つもこなし、金貨すら財布の中にはある。小金持ちの少年は、にっと笑って言った)さあ、行こうよ。何だって、おごってあげるよ。 [Thu 29 May 2003 02:55:54]
◆グッドバイ > ――帰るのか? (つまらなさそうに口を尖らせ、少年を見下ろした。) 折角、知り合った記念に何か奢ろうと思ったのによ、 (ちぇ、とまるでガキのような事を抜かした。) [Thu 29 May 2003 02:52:00]
◆ヒューゴ > わかったよ。ハローお兄さん。今日は、ありがとう。(そう言って、にかっと笑って。十三本の投げナイフの挿さった包みをくるくると巻くと、大事そうに抱え、ぺこりとグッドバイに礼をした) [Thu 29 May 2003 02:49:58]
◆グッドバイ > だァからァ、「オニイサン」だっての! (俺ァそンな老けてねェ! くら、と怒るも、それは台詞だけで。云っておる男の顔は、やはり笑顔だ。開いた口は今にも獲物に食い付きそうな歯が並んでおるが、男はかろうじて魔物では無い。少年が少年らしく見えたところで、はは、と小さく溜息をついた。満足げに。) [Thu 29 May 2003 02:45:18]
◆ヒューゴ > (そしてホッとした後、ふーふーとナイフの刃に息を吹いて、皮の帯にしっかりと仕舞った。にんまりと、笑み。ハローおじさんに向けて嬉しそうな、無邪気な笑み) [Thu 29 May 2003 02:42:23]
◆ヒューゴ > 燃え尽きたりしないさ。俺の胸にはいつだって、冒険への思いが燃えてるんだ。雨が降って消えちゃっても、くすぶる火はすぐに燃え上がるんだ。それが若さの特権さ……ハローおじさん!(髪をかき回す手からするりと逃れ、そんな呼び名を一声高らかに。砂場をさくさくと踏みしめ、小走りに的へと歩む。そして、ナイフを抜き……急いで駆け戻った。灯りの元で、傷がついてないかを眼を見開いて丹念に見つめる) [Thu 29 May 2003 02:41:25]
◆グッドバイ > もっと、こう、なンつーか、砕いて呼んで欲しいぜ、 (グッドちゃんとか、な? ドウヨ、とふざけて云う男。今は銀である瞳の中、笑うたびにくるり、と金が回った。) [Thu 29 May 2003 02:37:45]
◆グッドバイ > (名を呼ばれる前に聞こえた言葉には、オニイサン、だろッ?! と笑って頭撫でる手に力を込めた。少年の柔らかい金髪はぐちゃぐちゃ。) なんでェ、さん付けなんかしやがって。しかも苗字で呼ぶたァ、随分と他人行儀じゃねェの。 (だはは、と、先ほどの静かな様子ぶち壊しの喧しい男。少年の頭を撫でるのが気にいったらしく、まだ撫でておる。) [Thu 29 May 2003 02:36:09]
◆ヒューゴ > (頭を撫ぜられながら、にかっと笑った)……そうだよね……守れなかったと悔やんでる暇があったら、次は守れるように頑張るればいいんだ。ありがとう。……おじさ……ハロー、さん。(別れより、出逢いの言葉を。呼んで、へへへ、と鼻を擦った) [Thu 29 May 2003 02:31:35]
◆グッドバイ > (じ、っと、星を放り込んだ色に輝き始めた少年の瞳を見つめた。今度は、凪の心で無く、ニィ、と男の眼は細められた。) あンまり急いて、一気に燃え尽きねェようにな? (やっと出てきた、軽口。今まで牙の陰にでも隠れておったか。) ヒュー君はよ、イイ子だ。 (イイ子過ぎて怖いくれェだ、と笑いながら、男は無骨な右手を少年の頭に伸ばした。あんまりに小さくて、撫でてやりたい、と思って。) [Thu 29 May 2003 02:28:09]
◆ヒューゴ > (そしてまた、沈黙。自分をヒュー君と呼ぶ、その男が大事な者の一人を想い起こさせて。情けなさに滲みかけた視界を……男の言葉に、ゆっくりと、上げた)……感謝。そう……そうだよね。感謝してもし尽くせない。俺は、守られた。守って貰ったこの命を、ただ燻ぶらせてちゃいけないんだ。(守ってもらった。そこにあるべきは、悔恨ではなく感謝なのだ。そうだ。少年の眼に、力が宿る) [Thu 29 May 2003 02:22:25]
◆グッドバイ > なンつーか、その、アレだ、 (組んでいた腕を漸く解いて。片手は腰、片手は松明のような髪をがしがしと掻いた。) 守ってもらえた、か。感謝、しねェとな。 [Thu 29 May 2003 02:16:44]
◆グッドバイ > そりゃァ、怖いぜ、誰だって。 (ハッ、と吐き出すような言葉、無理に引き上げた口角で以って、笑みとした。) あンな真っ直ぐな殺意、殺しを目的としねェ冒険者が真っ向から受けて立ったッて、あっちゅう間に圧される、斬られる、殺される。 (つらつらと、) 守る、なんてのはな、自分に余裕がねェと出来ねぇモンだぜ? [Thu 29 May 2003 02:14:23]
◆ヒューゴ > ……俺は、戦いに興奮して、大事な人を失うところだった。俺を、冒険者に一歩踏み出させてくれた、恩のある……大事な人を。(掌を、握った。小さな拳。何も、掴めなかった拳。その隙間から血が零れだす様な錯覚)……それどころか、そんな大事な人たちに守ってもらったんだ。守るなんて、できやしなかった。俺はただ――(トリックスターの言葉が、胸の奥から心を刺し破った。「……俺が知るのはどう殺すか。それだけだ」) [Thu 29 May 2003 02:14:20]
◆ヒューゴ > (痛い。胸が、痛い。少年は、身体に傷を負わなかったが。男の言うように……心に、傷を負っていた)俺……初めて人が死ぬのを目の前で見たとき……初めて殺意を向けられた時……恐くて何もできなかった。鼻水垂らして泣いて、女の子に守ってもらったんだ。(そう言って、自嘲の笑みを。いつもは上手くいかぬ、鼻で笑って)二度目は……守られるんじゃなく、守るんだと誓って……そうして。(右の、掌を見た。何も無い、掌を) [Thu 29 May 2003 02:09:55]
◆グッドバイ > 怪我、しちまったんだなァ、ヒュー君よ、……、 (何も返答を寄越さない少年の金髪に声を降り掛けるような。) [Thu 29 May 2003 02:06:13]
◆グッドバイ > 敵、ってのは、あぁ云う奴らを云うんだろうぜ。少なくとも、奴と対峙した時の俺達にとっちゃァ、な。 (向かい来る銀色は本当に恐ろしかった。傷が浅かったのが本当に幸運だった。偶然居合わせた少女も大した怪我で無くて本当に安堵した。そんな記憶しか残っていない襲撃の夜明け。男の脳裏にも鮮明に蘇った。) ……な? 思い出すと、痛ェだろ? (顎の傷、拭った後に血の跡。舐めた指先もまだ紅い。) [Thu 29 May 2003 02:04:59]
◆ヒューゴ > …………。(俯いて、少年は押し黙った。閃光のように脳裏を駆ける、あの夜の本当の思い出。血と、死と、恐怖と。守れなかった慙愧の念だけが渦巻く、二つの夜の――悔恨に満ち満ちた……思い出。) [Thu 29 May 2003 01:59:49]
◆ヒューゴ > 俺、あいつみたいに投げれないかと練習したけど難しいや。二本ほとんど同時に投げるんだ。こう……え?隻眼……?(命を狙われた恐るべき想い出に。少年は、嬉々としていた。そして。はた、と、男の様子に気付いたように言葉を止め……訊かれた言葉に。握られていた拳が解け、両手が下に、落ちた) [Thu 29 May 2003 01:58:41]
◆グッドバイ > ……怪我、しなかったか。お前さんは、勿論、 (云いかけて、そうして、しばし沈黙した後、) ……誰も、怪我しなかったか、 (少年が独りで戦ったと云うなら、解くに意味も無い質問だろうが。) [Thu 29 May 2003 01:54:18]
◆グッドバイ > ――向こうが退いてくれたからな、 (重い声が開いた口からゆっくりと紡がれた。) そんな反応するって事ァ、どうやらあの隻眼のはヒュー君が二度遭ったってのと同じ奴らしいな。 (背中の剣で戦った、冒険者である、その二つには軽く頷いた。しかし顔から段々と笑みが抜け落ちて行く感覚。興奮する少年とは反対に、男は妙に静かになった。) [Thu 29 May 2003 01:51:42]
◆ヒューゴ > (弾かれたように、男に向き直る。二つの月が浮かぶその顔に、視線を戻し、息せき切って聞いた)おじさんも、アイツに遭ったのかい!?そして、生き延びたんだね?スゴイや!(キラキラと輝く眼は、いつもの明るい眼差し。両手を拳に、ブンブンと振って男に言う)あれかい?その背中の剣で戦ったのかい?おじさん冒険者なの?強いのかい?アイツは剣も使うよね!ナイフもスゴイ腕前だけれど!(ほとんど早口言葉な言葉の奔流) [Thu 29 May 2003 01:48:01]
◆グッドバイ > (足を、殺して、少年は次にどうするのだろう。男は勝手に妄想の続きを考えてみた。それで、終わりとする――逃げる――のか、それとも息の根を止めるのか。少年の瞳はとてもきれいな蒼であるのに、それに映る景色は酷く残酷なものではないか。魅力的過ぎるのではないか。笑みを浮かべる少年の顔に、誰かの表情を一瞬見て、男は指に付いた血を舐めた。) [Thu 29 May 2003 01:45:50]
◆グッドバイ > そうかい、 (どちらの答えに対してか、その笑いながらの頷き。若いってのァ、イイな、とか、急にしみじみ云ったかと思えば、) 化物みたい、と云えば、俺も会ったぜ、つい最近。 (ハハ、と声上げながら、軽く容姿を説明したりして。意思を持っているかのように急所を狙って来るナイフ、奇妙な片腕、なにより紅い隻眼とか。そうして、地面に突き立ったナイフへ視線移せば、) ……参った、 (何故かそんな言葉。) [Thu 29 May 2003 01:42:08]
◆ヒューゴ > ……でも、今の奴は仕留めたよ。ほら(右手を上げて指差す。的から大きくしたに逸れ、柱に刺さったナイフを)……足を、殺した。(それは。快活な少年から発せられるにはあまりに陰惨な言葉。うっすらと笑みすら浮かべて、少年は、まんじりともしない眼差しを幻の敵に向けていた) [Thu 29 May 2003 01:40:32]
◆ヒューゴ > (男の言葉に薄い笑みを浮かべ、首を振った)……いや、あるよ。二度ほど、殺されかけたんだ。……化け物みたいにスゴイ手練の剣士に。(唇は、我知らず震えていた。恐怖に。死がすぐそこに在る絶望に。……そして、戦いの、悦楽に。身を、振るわせていた)俺の想像する敵は、そいつほどじゃなかったけれど、俺の思い通りにはならないんだ。(それは、少年の類稀なる夢見る資質。) [Thu 29 May 2003 01:37:20]
◆ヒューゴ > タンッ(的を大きく逸れ、地面に近く、的が掲げられた柱へとナイフは突き立った) [Thu 29 May 2003 01:30:27]
◆グッドバイ > (妄想か、そンな年頃だよな、とか、きっと己の半分も生きていないであろう少年を見て、ふぅう、と鼻息一つ。) ……実線経験、ねェのか? (顎を掻く手は止まらない。ぱり、とついに皮膚が裂けて赤黒い血が指先に僅か染みた。) ――想定、だと、無意識で自分に都合良くしてるもんだぜ? (投げられた先、見なかった。) [Thu 29 May 2003 01:30:11]
◆ヒューゴ > それを、どうかわす?どうナイフを投げる?周りに遮蔽物は?敵の足はどの程度速い?どうすれば一番効果的に……敵を倒せる?(少年は早口にそこまで言った途端、、突然身を横に翻し、振り向き様)シッ!(的のほうへと、いつの間にか左手から持ち替えていた短剣を投げ打った) [Thu 29 May 2003 01:29:00]
◆ヒューゴ > (男の言葉に眼を上げて、月光を宿した瞳を見つめた。真摯な眼で、引き結んだ唇から、小さく息を吐いた)……俺、本当の戦いを知る前から、いつもいつも、戦いを夢見てた。想像力だけは人一倍だから、実戦を想定した、色んな場面に合わせて戦いの練習をしてたんだ。敵の武器は槍。距離は20m。足場はぬかるみ。天候は雨。背後から走り込んできた敵に気付いたって言う設定。(滑らかに語られる、実戦の……妄想) [Thu 29 May 2003 01:25:50]
◆グッドバイ > なるほど。命中率は確かに高ェよーだが、敵に投げるつもりだってンなら話は違うわな。 (顎、もうかさぶたも張って治りかけている小さな切り傷をポリポリと掻いた。キョロ、と視線さ迷った挙句、なにやら酷く暗くなってしまった少年へと落ち付く。) 敵さんはいぢわるだからよ、そんな大人しくしてねェだろうに、お前さんはそれにどう当てるんだ? [Thu 29 May 2003 01:19:51]
◆ヒューゴ > (戦いの中で、毛湧き肉刻んだのは思い出リストから除外した。しかし、除外する時に少し思い出したせいで、表情がもう一段階暗くなった) [Thu 29 May 2003 01:16:54]
◆ヒューゴ > 思った以上に軽いんだな。全然ダメだ。(的を見て憮然とした表情で言い、男の言葉に片眉を器用に上げた。最近、寝る前に練習した成果。)そうさ。投げるためさ。……敵に、向かって。(幾度かの、血も凍る様な戦いを想い……いや。違う。血沸き、肉踊った戦いだ。戦いの興奮に、我を忘れたその時を想い、少し、顔を曇らせた) [Thu 29 May 2003 01:14:30]
◆グッドバイ > (ちぃと、ズレたな。思ったが、へェ、と面白そうな溜息がそれを掻き消した。そこそこの距離がある的へ、歪み無く飛んで行った閃光には拍手の一つでもしてやりたいところだった、が、) ……投げる為に、ねェ……、 (吊りあがった口元は一文字になって。しっかりと的に食い込んだナイフを眺めながら呟いた。) [Thu 29 May 2003 01:09:39]
◆ヒューゴ > ……投げるために買ったんだ。見とれるためじゃ、無いんだ。投げるよ。見てて。(男の賞賛に、にっと笑って言い……数歩前に。引かれた線まで歩んだところで、左手にナイフを一本移し、ただ一本のナイフを……構えた。集中して行く。この世界に的しかなくなる様に)シッ!(鋭い呼気と共に繰り出されたナイフは、柄の銀が尾を引きながら風を切り裂き的に刺さった。)タンッ(……中央より、ほんの少し、上へ) [Thu 29 May 2003 01:04:53]
◆グッドバイ > ――……ッほー……ォ、 (腕を組んで、片手は顎に。ナイフの行く先を、ぢぃ、と見ていたが、――少年の妙技に感嘆の声が漏れる。軽く眼が見開かれ、瞳がギラリと一瞬銀を放った。) ……やるねェ……、 (口の端が、ぐぐい、と吊り上げられ。片眉上げて、男は少年を見た。) [Thu 29 May 2003 01:00:57]
◆ヒューゴ > (うっとりとしていたその眼は、すうと魂まで吸われた様な眼差しとなる。集中。魂の底からの、夢幻の世界へ入り込む様な――集中。二本のナイフ握る右手の親指が、チッと音立てて弾かれた途端、一本のナイフが、真上に宙を舞い……落ちてくる。それを。)トン(もう一本のナイフの切っ先で。受け止めた。宙空で、切っ先同士で繋がったまま、静止したナイフ。それがゆっくりと倒れ……ナイフは今一度少年の手に。) [Thu 29 May 2003 00:55:54]
◆グッドバイ > (まァ好きに呼んでくれや、と笑んだ後、また随分と凝ったナイフに目を止める。) ……それ投げちまうのか、勿体ねェな、 (ふむぅ、と唸りながら。お手並み拝見、と少年の様子を見守る事に。) [Thu 29 May 2003 00:52:07]
◆ヒューゴ > ハロー=ド=グッドバイさんかぁ……うん、良い名前だね。あれだよ、人生の出逢いと別れを体現したような良い名前だよ……(漆黒のナイフを見つめながら、いつに無くまともな名前の印象を告げ)……いいよ。実戦経験こそ豊富とは言えないけれど、投げナイフの腕には……自信があるんだ。(漆黒のナイフを二本――天秤座と乙女座の印刻まれたナイフを布帯から引き抜いて、見つめる。) [Thu 29 May 2003 00:49:20]
◆グッドバイ > ヒューゴ、君か。ヒュー君で云いや、 (勝手に独りボソボソと呟くと、) あ、俺ァ、ハロー=ド=グッドバイ。その辺ブラブラしてる冒険者だ。 (一応、名乗って、ニ、と牙の鋭い歯列見せる笑み。) ――手先が器用、かァ、羨ましいねェ。なァ、ちょっと見せてくれよ、その自慢の腕前をよ、 (良いだろ? とせがむように。) [Thu 29 May 2003 00:44:34]
◆ヒューゴ > ふンッ(眼を閉じて鼻息ひと吹き。カッコつけて鼻で笑いたかったらしい仕草)もちろんさ。俺の名前はヒューゴ。”疾風(はやて)の”ヒューゴ。特技は投げナイフ。百発百中の腕前さ。鍵開けも大の得意だよ。どんな鍵だって開けて見せるよ。(自分を親指で指し、にかっと笑みを浮かべた) [Thu 29 May 2003 00:40:29]
◆グッドバイ > (光の加減――この鍛練場の照明七不思議。滅。) ほォ……、そりゃァ、結構なこった、 (ちら、と、金がかった瞳が丁度同じように光るナイフを見て細まる。) で、どうなのよ? 腕前の方は、 (役に立つほどなのか? と、男、少年に興味津々。腕を組んで顔を覗き込むように。) [Thu 29 May 2003 00:36:46]
◆ヒューゴ > ……え?(光の加減でうら若き少年に見えたりした男の方を、はっと振り返る。――しかしその顔は、すぐに緩々とした笑みへと蕩けてゆく)……えへへ……まぁね。そう。俺は、冒険者になってからこっち、投げナイフの練習を欠かした日は無いんだ。(小鼻をひくつかせ、荒い鼻息を漏らす。にへらと笑いながら。) [Thu 29 May 2003 00:33:48]
◆グッドバイ > (失礼、ちょっと別人だった。修正修正……。) [Thu 29 May 2003 00:30:05]
◆グッドバイ > ――よぅ、少年。こんな夜更けに練習かァ? (あまり頭の良く無さそうな声。うきうきと新品を並べる少年の背後の男から。覗き込むようにしている。) [Thu 29 May 2003 00:28:32]
◆ヒューゴ > ふふ……ふふふ……(夜を映すように黒々と輝く美しいナイフに見惚れ、少年は緩んだ口元から少しアブナイ感じの笑みを漏らし続ける。夜の鍛錬場の七不思議になってしまいそうな光景。) [Thu 29 May 2003 00:28:27]
◆鍛錬場 > (中心に手合わせ用の台のしかれた鍛錬場にグッドバイの姿が現れる…) [Thu 29 May 2003 00:26:37]
◆ヒューゴ > (深夜の的へと相対し、いつものように投げナイフを……投げるわけではなかった。抱えていた包みを、備え付けの粗末な机の上でそわそわしながら開いていく。包みから出てきたのは、買ったばかりの投げナイフひと揃え。口元が、ますます御機嫌な笑みをにんまりと形作った) [Thu 29 May 2003 00:26:15]
◆ヒューゴ > (鍛錬場の側方、個人鍛錬を目的とした乱雑な設備の中、投剣類用の的のある場所へと、軽やかな足取りは進む) [Thu 29 May 2003 00:15:57]
◆鍛錬場 > (中心に手合わせ用の台のしかれた鍛錬場にヒューゴの姿が現れる…) 『(鼻歌交じりの御機嫌な少年が、深夜の鍛錬場のいかめしい門をくぐる。足取りは軽く、スキップを踏みかねぬ様子)』 [Thu 29 May 2003 00:13:33]
◆鍛錬場 > (死と隣り合わせの戦闘の闘気ではない熱気に満たされた鍛錬場からトリエの姿は消えていく…) [Wed 28 May 2003 23:40:55]
◆トリエ > (失敗は成功の元と云う。其れも確かだろうが、取り返しのつかない、致命的な致命傷な失敗を犯した馬鹿だから。苦しむだけだ。救われん。死後の世界に救いも何も在る物か。優しさに戸惑い殺意に困惑し。それだけ。右往左往で格好悪い。思わず浸るも。)………ぐはっ…(何時まで寝転がってる、と審判に蹴られた。痛い。年寄り臭く立ち上がる其の背に、聖も生も無かった。だたの戦闘馬鹿。一匹。退場。) [Wed 28 May 2003 23:40:52]
◆トリエ > (石畳に寝そべる。天には月が、星が。冴え冴えと。背の冷たい感触が気持ちよい。横目で眺めた少女が揺らめき、大剣へと変化したのに陰気に隠れた双眸を見開く。何だ、あれは。一瞬、己に呪いついた闇精霊の指輪。其処で眠る絶望の剣を思い出した。否、其れよりも。)………………不必要で……すよ…(いらん気遣いだ。今更、闇も何も在る物か。神を理由に死を冒涜し命を弄んだ。根本は快楽。阿呆。) [Wed 28 May 2003 23:37:02]
◆鍛錬場 > (死と隣り合わせの戦闘の闘気ではない熱気に満たされた鍛錬場からハクの姿は消えていく…) [Wed 28 May 2003 23:32:46]
◆ハク > 棺おけなど要らないでしょう?あなたの手が闇に染まらぬこと・・・祈っているわ・・・(観客のブーイング背に受け・・・少女は出口へと・・・ついっと一度振り向き聖なる気を最大限に発せば、そこにうっすら現われるのは二メートルはある長大な聖なる大剣の幻影・・その柄は血に染まり・・・神殿で紛失したはずの聖遺物の一つ・・聖騎士の剣) [Wed 28 May 2003 23:32:23]
◆トリエ > (腕にかかる力。其れは己以外の勢いも在って。背をしたたか打ち付ける。石畳故、かなり痛い。ぐがっ、とか呻けば。其の振るわれた手。見えて、手首は危険だ、と。否、其れより変に相手を引っ張れば着地を失敗させそうだ、と。)パッ(手を離す。己から。重力に従い堕ちる腕に拳が掠った。)………………棺桶………でお願いし……ます………(収まるなら棺桶で。獣の様に疲れた老婆の様に喘ぐ。一瞬、浮かんだ面影が在ったけれど) [Wed 28 May 2003 23:31:27]
◆ハク > (捕まれ引っ張られるままにジャンプする・・・ただし自分の意志で・・・目指すのは場外・・・)あなたは強い・・・ただ・・・その剣の収まる場所は・・・どこなのか・・・(すっと笑み浮かべ・・・そのてをふりはらわんと、その腕へと捕んでいる手に向け、もう片方の手を殴りつけんと) [Wed 28 May 2003 23:26:38]
◆トリエ > (さかしまの世界で、振り返る少女の言の葉は、歓声に飲まれる。目前の勝敗に。聞こえていたら、答えただろう。自由ほど、不自由な事も、死後の世界ではないのだ、と。伸ばされる手。其の前に支えていた右手を離し体が倒れる其の一瞬前に。)ガッ(其の左手を掴まんと。右手で。残った左手には未だ、剣。少女を己の上へと飛ばそうと。) [Wed 28 May 2003 23:22:07]
◆ハク > 私が生まれたとき・・・わたしはただ魔に対して振るわれるための道具に過ぎなかった・・・(逆立ちするものへとすっと正面むき・・告げれば・・そののこった左手・・・トンと目の前の女性の体おさんと・・・伸ばす)・・今の私は違うけれども・・・アナタハ・・・生まれながらに肉体を持つ・・・・自由な意思をもつ・・・・もったいないわ・・・ [Wed 28 May 2003 23:16:31]
◆トリエ > (感情も現象。死も生も現象。人と人との干渉で世界に波がたつのだろうか。踏み出した時に膝に感じた石畳の固さ。故に簡単に掬い上げられ。)ドッ(空振りの剣の勢いも在り。前のめり。だがこのままでは少女を押しつぶすと。)トンッ(残った足を上げ、少女の後ろ、石畳に右手を着く。逆立ち。)…………剣って……闘う理由………も選べませ………んか……?…(まさか少女自身が剣とは思わず。何かの比喩だと。思ったのは阿呆。) [Wed 28 May 2003 23:11:46]
◆ハク > (すっと身を引けば目の前ギリギリを通り過ぎる剣先・・・そのまま引いた足へと体引き戻せば、すっと身を沈ませ、左手を離せば・・右手だけで、その足元へとすくうような一撃はなつ・・・)・・・ひとならば・・・・現象でしょう?・・・・私は・・・「剣」だから・・・(その瞳に浮かぶのはさざなみのような水・・いや氷・・・蒼き氷の冷たさはなつ瞳相手をみあげ・・・) [Wed 28 May 2003 23:08:01]
◆トリエ > (理由なんて考えない程に本能に生きれば良いのだが。人は確認する様に理由を欲する。月に手を伸ばせば、掴めると。信じて疑わない子供の様に。其れが自身に納得出来る理由なら良いが。思いつつ。)…生まれ……るの、は現象………です…(望んでも望まなくても。生まれたから、理由をつける。理由が先では無いだろうて。問題は意思だ。其れに納得出来るか、と。左足を踏み出す。同時に、左下から右上へ。)スッ(剣を滑らす!) [Wed 28 May 2003 23:02:43]
◆ハク > ・・・私の・・・"闘うために生まれた"とは・・・すこしちがう・・・(すっと瞳細めれば、小さく笑み・・・その剣正眼に構えれば・・・相手の剣待ち受けるように・・すっと左足下げ・・・) [Wed 28 May 2003 22:58:56]
◆トリエ > (石畳の感触に靴が鳴る。観客が息を詰めれば世界に一本の糸がピンッと張る。繰り出された剣技に冷や汗が流れるのを感じながら。)……………人は……誰しも…………そうで……す、よ…(其の鋭い笑みに答える。何て無様。思っても居ない言葉を紡いで、未だ、相手の間合い。対峙する反対色同士。幸せになりたいから、不幸になりたくないから。人は闘う。理由をつける。己は快楽を理由にした。スゥと剣先を引き、地面に向ける。) [Wed 28 May 2003 22:54:38]
◆ハク > (すっと前転の後・・その勢い生かしひょいっと飛び起きれば、右足軸にくるりと回る・・)・・・私など・・・まだまだひよこに過ぎないわ・・・だけれども・・・・私は闘うために生まれた存在だから・・・(ふっと鋭い笑み・・・それにはただなにも含みはなく・・・) [Wed 28 May 2003 22:51:54]
◆トリエ > (突き出そうと思う剣も、中々どうして。少女の花びらの様な柔らかでしかし、すばやい動きに反応できず。鈍ったな、と自身に苦笑を零しながら。)………………綺麗……な剣技で…………すね……(掠れた低いアルトで紡ぐ。咥えたパイプが揺れた。右足に重心を置き、一歩後退。剣を握りなおす。末恐ろしい実力の持ち主に。) [Wed 28 May 2003 22:45:37]
◆ハク > ・・・流石・・・・(押された剣・・勢いそのままに・・・一気にそのまま飛び込むように・・前転ころりと・・・したたかに感じる背の痛み・・・) [Wed 28 May 2003 22:42:11]
◆トリエ > (押す。押してどうする、危なく確定。押そうと、が正しい。焦るな自分。) [Wed 28 May 2003 22:41:37]
◆トリエ > (芯でも入れた様に伸ばした背。見えた相手の残像は、夜桜。雪の其れ。舞い落ちる先など予想も出来んがしかし。)スゥ(仰け反る様に避け様と。距離が在った故に可能。無かったら、死んでるなと自身を評価しつつ、過ぎ行く剣の軌道を予測し。)トンッ(右手で其の『剣自体』を、軽く押す。剣の流れに勢いをつかせる様に。そうして、一歩。踏み出した。少女へ。) [Wed 28 May 2003 22:38:18]
◆ハク > (かける速度少し落とせば一気にジグザグにコースを変え相手へと・・・その剣かつぐように構えれば・・闇の中の閃光のように相手の左脇かけぬけんと・・相手に近づいた瞬間かつがれた剣・・袈裟がけに一気に振り下ろす)・・・フッ!(相手のその構えにうっすらと不思議な笑みこぼしつつ) [Wed 28 May 2003 22:32:49]
◆トリエ > (石畳の固い感触。左に持った木刀の先を力なく其処に垂らし。背を伸ばす。少女の清流の様な言の葉に周囲は息を呑んだ。帯電する空気。)……………えぇ……(どうぞ。と、口にするも其の次の瞬間。駆ける姿は舞う雪の様。外見に似合わぬ其の動きに目を見張るが、動かない。木刀を握る手から、不要な力を抜き、浅く息を吐く。) [Wed 28 May 2003 22:28:51]
◆ハク > お願いします・・・(ぺこり頭を下げれば・・すっと構える木剣・・姿勢低くすれば・・細めた瞳相手へと・・・あたりを圧倒するような聖なる気・・会場へと浸透して行く)・・・いきます・・・(静かに告げれば爆発するように駆け出す・・・白銀の髪が宙を舞う) [Wed 28 May 2003 22:26:43]
◆トリエ > (周囲で歓声。飢えを満たせと月の様に。夜の底で蠢くのは純粋な闘争本能か。人は集団になる程に欲望を剥き出しにする。少女のまるで花びらが舞う様な動きに目を見開いた。息を呑む。是は随分な方と刃を合わせる機会を得たらしい。ゆうるりと階段を上る。緊張して。其れも観客から、3秒位は持てよ、とか声が飛べば砕けるが。情けない笑み。)…………宜しゅう……お願いし…………ます……(鏡の様に対峙する。間合いでは、無い) [Wed 28 May 2003 22:23:12]
◆ハク > (飛んできた木刀そのてで抜けば、すっと身を低くしジャンプする・・・ひょいっとその台上へと着地する少女、すっとローブ脱ぎ捨てればその中には黒き部分鎧・・その旨に輝く今は無き騎士団の紋)・・・・さぁ・・・お試しあれ・・・(すっと鋭い蒼き双眸が相手の心まで射抜くような視線はなつ・・殺気ではないが・・・) [Wed 28 May 2003 22:18:51]
◆トリエ > (まさか、と。否、偽りなど在りえぬ其れだがしかし幼すぎる故。陽炎のカァテンの向こう側。全てが不鮮明で不透明な其処で。其れも、少女の眼差しに。)ザシュッ(二人の間を、一本の木刀が飛んできて、砂に突き刺さる。勝敗がついた様だ。歓声。其の中で肝が冷えた。少女の眼差しに。気高き戦士の其れだ。)………えぇ…………お願いで…きれば………(唾を飲み込むも上手くいかなかった。緊張に。項に静電気が走る。) [Wed 28 May 2003 22:14:55]
◆ハク > ええ・・・あなたの目にかなうかどうかわからないけれど・・・お手合わせ願えるかしら?・・(やんわりと笑み浮かべ一つ頭たれれば、頭上げた瞬間その瞳は鋭さまし・・・戦士の顔へと・・・台上の試合はすでに終わりかけ・・・) [Wed 28 May 2003 22:11:31]
◆トリエ > (夜が飢える魂に熱を持つ。其処で少女ばかりが清涼な。夏の小川に沈む水晶の様で。)…………は、は……(老いぼれの己に舞台は在るだろうか。思わず情けなく笑う。本当に、滑稽。だが其れも少女の痣を見れば思い出すのだ。知ってる。聖騎士。何故、この幼子が、と。驚愕。)………貴殿は…(何者だ。とは飲み込む。不躾だ。では。)………手、合わせ……は………?…(やんわりと探った。本物か、否か。) [Wed 28 May 2003 22:09:04]
◆ハク > ・・・今一度・・・舞台に立ちますか・・・?ここではない・・あなたの舞台に・・・(ゆらりと白銀の髪ゆれればその額に浮かぶのは十字の痣・・聖騎士の証・・教会に属する者のひとりの証)・・・目を・・・覚まされることを・・・祈っていますわ・・負けても"死なない"くらいのその力・・・ [Wed 28 May 2003 22:06:20]
◆トリエ > (空気が震える。熱気に魂に刃のぶつかり合いに。何故か人は其れに気分を高揚させるのだ。月光が熱を持つ。)…………さぁ……(水晶から透かし見た月。連想する少女を見る。はぐらかす。咥えたパイプが揺れれば死臭。)…………目……を醒ます…勇気で………すかね……(でも少しの本音を。終焉を望むなど罰当たりか。ふと、闇精霊の指輪。はめた指が痛んだ。少し眉を潜める。何故、と。少女の聖に反応したなど、分からん事。) [Wed 28 May 2003 22:01:18]
◆ハク > ・・・できないでしょうね?人間は・・・欲が深いから・・・(クスリ苦笑・・己も死にたいとはおもわない・・死ぬわけにはいかぬとも思う・・それがある意味一つの力・・)・・・死に抗うことが・・・一つの力だとおもうから・・私は死に抗うもの・・貴女に力があるならば・・・・それは何のために・・・?(その病弱に見える体を引きずり何のために・・・・何故戦うのか?・・・・うっすらと白く輝く聖なる気) [Wed 28 May 2003 21:58:12]
◆トリエ > (魂と体。月の様に一つなら良かった。魂が死んでも生き続ける。否、逝き続ける。死ねない。苦しみ続けるだけ。其れが自分なら此処は己にとって死後の世界故。)…………………納得で……きたら…(やんわり、情けなく微笑んで。視線を滑らす。)……死ね、ます……か………?…(大丈夫か、の問いかけには苦笑を零す。大丈夫、でありたいと、思う。手合わせ台ではもう、次の試合。敗者など、目にもくれん。其れが世界だ。) [Wed 28 May 2003 21:53:11]
◆ハク > 力を・・・?(その言葉聞き返すように・・・)・・・私はあると信じます・・・それは別に誰かに誉められるべきものではなくて・・・・・己の心にかなった死・・・・死など――(経験したくはないものですと小さくつむぎ、苦笑・・・そのかすれたこえに・・・フゥと溜め息つけば)・・大丈夫ですか・・? [Wed 28 May 2003 21:50:04]
◆トリエ > (靴底に砂の柔らかな感触。月光の様に頼りない。左に持った木刀の先を力なく其処に向けて。)…………死に……名誉な………ど…(苦笑を零す。森の奥に守られた、湖の双眸。持つ少女に。死は死だ。人が恐れるのは死では無く、無。嬉しさも悲しさも無になるから怖い。今までの物全てが。呼吸のついでの様に紡ぐアルト。)………力を……(無様に掠れた。だから、奇跡や闇を受けるのだ。絶望の剣に相応しい愚かさか。) [Wed 28 May 2003 21:45:02]
◆ハク > ・・・死を望むものは戦いなどしない・・・・名誉ある死を望むなら別ですが・・・なにかを・・・(お探し?と小首傾げつつやんわりとした笑み・・・その水を湛えたような瞳は、まるですべてを写すように・・・ただただ水鏡のような静けさ保つ)・・・おクスリ・・・・そうですか・・・・(その言葉に納得はしていないがこくりと頷く・・・様々な理由があるものだ・・・己とて・・) [Wed 28 May 2003 21:41:53]
◆トリエ > (月光の柔らかさと水晶の怜悧さを感じる。其れは共通して美しいもの。鈴の音でも聞こえてきそうな美しさ。)…………何故で……しょう…ね………(情けなく笑う。敗者に相応しい笑みか。近くで揶揄する声が飛んだ。全敗中の阿呆は在る意味目立った故。)…………香りで……すか…?……(パイプを口へ運びながら首をかしげる。死臭の事か。薬ですよ、とか紡ぎながら死に場所。死ねればよかったが、其れを望む勇気が無い阿呆。) [Wed 28 May 2003 21:38:05]
◆ハク > ・・・なら・・・・・何故戦うのです?(クスリ、笑み浮かべながら・・さらりとゆれる銀の髪・・・目の前の女性とは対照的なうっすら冷たさ感じるようなその容貌・・)死に場所でも・・・求めているの・・・?・・・貴女からは・・不思議な香がする・・・・ [Wed 28 May 2003 21:33:45]
◆トリエ > (月光。違う、もっと純粋な硝子の様な否、宝石、水晶。月光に翳し見た水晶の様な少女。)…………否……(弱いだけですよ。と。少女に引っ張られ体を起こす。零れる砂。やんわり紡げば視線を勝者へ。)………命に……………希薄な…だけで……す…(潔い。其れは違う。己は生への繋がりに執着出来ないだけか。ふと吸血人形を思い出し、小さく首を横に振る。生きると望む事、其れが難しい。) [Wed 28 May 2003 21:30:44]
◆ハク > (その手握り引っ張り上げんとちから込めつつ、炎のような紅き髪にうっすらとやさしげな笑み向けつつ・・その潔さに首振れば)・・潔いのね?・・・技なら引けは取らないものの・・・少しもったいないわ・・・でも貴女みたいな人は嫌いではない・・潔いかたはそれほどいるものではないから(こくりと一つ頷けば、ちらりと台の上ををみやる・・・見えるのは勝者の背中・・) [Wed 28 May 2003 21:27:46]
◆トリエ > (けほっともう一度咳き込む。例え木刀と云えども腹に喰らえば痛い。砂の粒子が口の中でガリリッと。鉄に近い味が広がって。と、目の前に差し出された手。小さく柔らかく、白鳥の羽毛。連想し視線を上げれば。)……………あ……(思わず零れた間抜けな呟き。夜空に溶けぬ存在に。)……………どう……も…(軽く会釈し。其の手に甘える。残念ね?の言葉にはゆうるり首を振って。己の力不足だ、と。) [Wed 28 May 2003 21:21:55]
◆ハク > (転落したものを支えんと、そちらへと足を運ぶ・・・勝者へは特に感慨などない・・・ただその隙少しばかり惜しかったかなと心の中で呟きつつ・・・・そっと手を差し伸べる・・あたりから聞こえるのは歓声と怒声・・・)・・・お疲れ様でした・・・・・残念ね? [Wed 28 May 2003 21:17:21]
◆トリエ > (夜空は平等に人を照らすけど、人の視線は違う。皆、勝者の方へと。阿呆は其の海で無様に尻餅つくばかり。体を起こせば汗が頬を伝って顎へ。砂が髪より零れる。双眸を同じ色の麻の衣服は運動に適していて。本日は両手だ。弁解の余地も無い。負けたな、と。深く息を吐いた。少女は未だ、風景の一部。) [Wed 28 May 2003 21:14:56]
◆鍛錬場 > (中心に手合わせ用の台のしかれた鍛錬場にハクの姿が現れる…) 『(パチパチパチとそでで、拍手する白き少女・・・ゆうらりと・・・)』 [Wed 28 May 2003 21:13:22]
◆トリエ > (月も星も。しかし其れよりも、魔法の産物か?揺らめきもしない灯が溢れ。熱気が陽炎。世界が酷く不透明で不鮮明。石畳で出来た手合わせ台で、咳き込んだ拍子に震えた木刀。相手は其の一瞬に、合わせていた刃を弾き、鋭い突き。其れが。)…………が、はっ……(腹に命中。的確な狙いだった。其の勢いに。)ズシャッ(台より足を踏み外し。砂の上へと転落。傍観者の歓声と怒号が飛ぶ。一つの試合が終わった瞬間。) [Wed 28 May 2003 21:08:42]
◆鍛錬場 > (中心に手合わせ用の台のしかれた鍛錬場にトリエの姿が現れる…) 『………ごほっ…(手合わせ台の上。現在進行形の試合。咳き込んだ其の一瞬を、相手は見逃さなかった。)』 [Wed 28 May 2003 21:04:39]
◆鍛錬場 > (死と隣り合わせの戦闘の闘気ではない熱気に満たされた鍛錬場からオユキの姿は消えていく…) [Wed 28 May 2003 02:36:32]
◆オユキ > (狂っている、何かが狂っている。サラシを盗まれた女は鍛錬場で暫しの気絶。座禅で得た力、浮き出た肉の字など、目覚めた時には消え失せている筈だが。) [Wed 28 May 2003 02:33:38]
◆オユキ > 父…乳…チチ…おらは、孫悟空…。(衝撃に混濁しはじめる意識。呆けた眼差し、夜の空へ。星が幾つも廻っている、群青の天空に。譫言の様、口が動く。刃だけは、どうにか鞘へ戻し) [Wed 28 May 2003 02:29:21]
◆オユキ > (自慢気に乳を揺らしていれば、突然の雷鳴。ズガン!オユキの額に落ちる!―…娘がマントを翻したと同時、己はくるくると眼を回し。地面へ後頭部を打つ。)あがっ… [Wed 28 May 2003 02:26:30]
◆鍛錬場 > (死と隣り合わせの戦闘の闘気ではない熱気に満たされた鍛錬場からヘルティーナの姿は消えていく…) [Wed 28 May 2003 02:23:37]
◆ヘルティーナ > Σ!!父!!……宜しい!全て受け止めましょう!されど、コレはワタクシの宝。貴女の胸の温もりが残っているから。(漆黒の昊に稲光が迸る。雷鳴と共に踵を返した黒衣の娘。 バサリ―― 夜色のローブの裾をマントの如く翻した。鍛錬場のゲートへと向かう娘。コツリ。濡れた石床に響く硬質音。夜の靄に紛れるように消えて行く黒い人影。黒豹のような細身の肢体。靴音と共に、其の姿、闇に溶け込んで――) [Wed 28 May 2003 02:23:32]
◆オユキ > (私はディ。) [Wed 28 May 2003 02:21:29]
◆オユキ > 其れは私の父が巻いていた乳布―…。父布。形見を奪われたままでなるものか。(真剣な眼がぎらつく、刃の如く。今にも斬り付けそうな勢い。娘の余裕綽々たる態度に、抜いた刃で襲いかからんとするも―…其の口付け。其の父布、其の、評価。)そう?(もっと揺らしてみる。乳。) [Wed 28 May 2003 02:20:50]
◆ヘルティーナ > 奪い返したくば来るが良いでしょう。彼なる地。亜なる刻に。ワタクシは何時でも貴女を待っているよ。……このヘルティーナの名を忘れぬ限りは。―――…(切り結ぶ気迫を見せた彼女に微笑う。顎が伸縮する様を見て、紅茶色の眸を瞬いた。矢張り、油断出来ぬ相手だと。――去り際に見せた黒衣の娘の行動。額に鉢巻にしたサラシの先端を褐色の指に絡ませ。艶めいた唇に宛がう。乳布に口付け)見事です。(揺れる双丘に及第点) [Wed 28 May 2003 02:15:56]
◆オユキ > ち。乳布―…!!!!!(愕然。顎が外れて地面までついた。ばね仕掛けの様に戻る。顎、押さえ)ここは鍛錬場だ。だが、容赦はしない。もとより変質者など、斬り抜いたところで誰も咎めぬのだし(オユキの肉の字が益々と煌く。Dカップが揺れる。ゆさゆさ、否、自分で揺らす。ヒュゥ―…風に靡くサラシ、見れば悔しき形相に。その素早さに嫉妬。白刃握り締め) [Wed 28 May 2003 02:12:14]
◆ヘルティーナ > 嗚呼。芳醇な馨が。……コレはワタクシのお守りに致します。……「オユキの乳布」……家宝にしなければ。……(片足上げた彼女に対して。破廉恥な行為と言の葉。奪い取ったサラシを自らの鼻の下へ寄せ。クンと馨を嗅ぐ。芳醇と告げ。黒衣の娘はサラシを鉢巻のように額に巻き結ぶ。――湿を乗せた風が鍛錬場に吹き付けた。風に靡く乳布。風下にいるオユキに仄かな自らの下着の馨と其れを纏う変質者の姿、仄見えて) [Wed 28 May 2003 02:05:32]
◆オユキ > (PL:頬が←抜いて下さい) [Wed 28 May 2003 02:01:03]
◆オユキ > (何だか、脇腹の痛みが薄れているのは。多少なり、布に含まれていたエーテル香の御陰か。と、勝手にこじつけてみる阿呆。背を撓らせ、飛び上がり。佇み直せば。)万が一…?(魔術帽子の浮き様、沈み様、追う視線が―…白い布を見ればとぎょっと見、開き。羽織の襟元より、其れは。さらし。乳が地面に垂れた!嘘、本当はそんなに大きく無い。)私は、御仁の嬲者になるつもりは無い!(いやん、と片足あげて、乳を両腕で隠す。頬が [Wed 28 May 2003 02:00:09]
◆ヘルティーナ > ふふ。……流石です。オユキさん。……けれど、ワタクシが万が一を考えて、貴女に施した物があります。……ふふ。うふふふ。―――…(威嚇の横薙ぎが空を切る。咄嗟に身を一度引いた黒衣の娘。身動ぎした速さで被った尖り帽子が宙に浮いた。パサリ。―…帽子が白金の髪に舞い戻り。―― 一度、距離を取った両者を結ぶ物が一筋。オユキの胸元から伸びていた)……胸を見なさい。(伸びていた物。布。オユキの乳を包むサラシ) [Wed 28 May 2003 01:54:40]
◆オユキ > (背筋が甘やかに凍りつく言の葉が、脳髄を巡っていった。微睡む様な娘の態。出会った瞬間と同じく、カッと見開いた両目は漆黒。肉、という一文字を額に光らせた侭―…眠れど離さなかった短刀、牙向かせ!)破廉恥めが!!この神聖な鍛錬場で何を―…!(シュッ、横薙ぎの其れ。刃牙の威嚇!) [Wed 28 May 2003 01:49:57]
◆ヘルティーナ > 愛して差し上げます。朝が来るまで。……朝が来ても……貴女の声が聞けないのが残念で御座います。―――…御近づきの印に。……(黒衣の娘は彼女の湿った前髪を梳き乍。薄桃色の唇に笑みを浮かべて微笑う。彼女の耳朶に唇を付け。囁くように話し掛けると。――突然光るオユキの額。目覚める彼女。馬鹿な。朝まで眠り続ける筈。流石、くの一 ――黒衣の娘は閃光に目が眩み)……!!!一体何がッ!? [Wed 28 May 2003 01:45:56]
◆オユキ > (光る、肉!!―…オユキは目覚めた。) [Wed 28 May 2003 01:41:40]
◆オユキ > (荒き風に、流れ飛んだ布。娘の声が深くに聞える、聞える、聞える―…。)グゥ。(寝ている。本当に寝ている、人形の様に扱われる身体。鼓膜にふわりと声が染入った。其の瞬。)ピカ!!!(閃光!) [Wed 28 May 2003 01:40:42]
◆ヘルティーナ > (サラリと彼女の前髪を梳き。額の文字を見て微笑) [Wed 28 May 2003 01:37:56]
◆ヘルティーナ > ワタクシ、人に教えられる程、修めていません。貴女がワタクシに教えてくださらないかしら?……貴女の肌の温もりとか。唇の感触とか。……ねぇ。イケナイ?イケナイこと・し・ま・しょ・う?―――…治して差し上げるから。ワタクシの床で。(スカーフが役目を果たし、ひゅうるりと風に攫われた。雨濡れの地面に倒れた彼女。伏せる前に抱きかかえて。黒衣の娘は彼女の耳朶に唇を寄せ)朝まで眠って良いの。側に居るから。 [Wed 28 May 2003 01:37:14]
◆オユキ > グゥ、グゥ。(間もなくオユキは、眠った。) [Wed 28 May 2003 01:34:59]
◆オユキ > 眠るだけで治るのならば、もうとっくに直っている。(口辺、微笑む侭。上を向く己が瞳に、月が見えた、星が見えた、娘の恣意的な瞳が見えた。其れが消える―…風が運ぶ馨に、何であるか察知出来ぬまでも。自然の馨で無い事が判らぬ程、鈍くは無い。冴えた嗅覚、止めた、呼吸を。くら、り―…揺らした身体、地面へと横に倒れて―…ゆく。) [Wed 28 May 2003 01:33:18]
◆ヘルティーナ > 本格的ですとも。眠ると治癒が早く成りますよ。……睡眠が一番で御座います。……ほら。……だんだん眠く成って来ましたか?……(一枚の大判のスカーフを彼女の貌の前に滑らし。ぱふり。そんな擬音が相応しい手付きで布で彼女の鼻と唇を覆う。スカーフには睡眠薬を染み込ませていた。呼気を一吸いすれば深い眠りに誘われる。――オユキが刀の柄に指を添えたのと略同時に。エーテル麻酔のような悪戯が彼女へと) [Wed 28 May 2003 01:28:07]
◆オユキ > 実は脇腹を怪我していて、どうにも動き辛い。どうにもこうにも、と言うか。これでは大陸に出て行けない。―…切実だ。(吐出す様に、不貞腐れる様に、唇、引き結ぶ。促され座る角隅。手を後に組む形で…そ、ろ、と置くのだ、指を、佩刀の柄に。見上げる眼は穏かに頷く。薄い布が風にひらと揺れるを眺め)簡単なまじないなどではなく、本格的に教えて頂きたいのだが…。(く、笑い) [Wed 28 May 2003 01:24:11]
◆ヘルティーナ > 治癒の魔法ですね。……では、此処で少しお教えしましょう。……簡単なおまじないで御座います。先ずは、目を瞑って?……(彼女の額に浮ぶ文字。時折濃度が変わるのには驚いた。きっと素敵な方なんだと思い乍。――彼女を四隅の一角に案内すると、娘は反対の手を懐に忍び込ませた。スルリと胸元から引き抜かれた物。其れはスカーフ。普通のスカーフの筈では勿論無く) [Wed 28 May 2003 01:19:27]
◆オユキ > 綺麗などと言われたことは―…否。否。嗚呼。(我が殿!過去の思い出蘇えり、暫し拳を握るオユキ。娘の言の葉に悶えているかのように、見えるであろう。肉の字が仄か光る)どのような、どのような―…補助的な、治癒魔法や防御魔法とかが良い。あ。そうだ。御仁は治癒の魔力をお持ちか?―…あ、髪?(握られる、手を。有得ぬ雰囲気を不振に思い、微か眼が細まるも。導かれる侭に) [Wed 28 May 2003 01:14:36]
◆ヘルティーナ > そうでしょうか?ワタクシから見れば綺麗に見えますが。……ワタクシが綺麗と口に出せばコレは真実。……初級魔術ですか?……どのような魔法をご希望です?……役に立つ魔法なら幾つかお教え出来るかもしれません。(掌を空に向け。彼女の手を待っていると。置かれた小さな手。彼女の体温を感じ、黒衣の娘は指先を軽く絡め合わせた。隅にまで来れば、四隅の壁の角の一角へと彼女を導き)…ねぇ。オユキさん、髪が濡れていますよ。 [Wed 28 May 2003 01:08:14]
◆オユキ > 私の顔は美顔どころか泥だらけ。(隅の隅は暗いが。続いて歩み)―…ところで、ヘルティーナは魔術師の様だが。その…私でも使えるような初級の魔術を知っているであろうか。(腕を不思議に見たが、されるが侭、掌へ置く指。問いは僅か笑み含み、望みの薄さを自覚しているかのように)生きる為のこと。仕方あるまい。 [Wed 28 May 2003 01:02:36]
◆ヘルティーナ > ワタクシの肌の色は生まれつき。珈琲色の肌はお嫌いでしょうか?……ワタクシの肌は小麦色ですが。……ワタクシ、オユキさんの肌の色も好きですよ。……此方へどうぞ?(微笑。スィと軽く褐色の細腕を伸ばし。彼女にエスコートする格好を取る。向かう先は鍛錬場の隅の隅。誰も見ていないような場所。無人に近き場所に娘を誘い。――耳打ちされた時、彼女の髪を軽く梳き)武芸に熱心なのですね。真面目なお方。 [Wed 28 May 2003 00:57:35]
◆オユキ > お話しも良いが、ちと、何か―…見た所、随分黒い顔をしているな。御仁。美白の手入れを怠っていては、押してくれる男も現われぬで御座るよ。(そっと耳打ちする。が。)―…否、私が好み?(風に前髪揺れらば、肉の字。静かに佇み、術に長けている様相の娘をじぃと眺める)続けるのは、勝利する為に。其れ以外、何も。 [Wed 28 May 2003 00:52:25]
◆ヘルティーナ > ワタクシ、清楚な女性が好みで御座いますが。貴女さまも好みで御座います。面白い方。……オユキさんですね。……如何でしょうか?稽古も一区切り付いたのならワタクシとお話でも。……(術の答えを聞き、ほっと胸を撫で下ろす。先程の術の正体が、武芸と繋がるものの様子で。もっと禍々しい、呪か何かに一瞬感じたらしく。――オユキの隣に立つように娘は歩を進めて)鍛錬を続ける理由は?何故? [Wed 28 May 2003 00:48:23]
◆オユキ > 押しに弱い女は尻が軽いというが、軟派にはうってつけで御座る。(慌てて否定の所作に暫し疑惑の瞳。組んだ腕。雨、滴る髪をふるふる、髪揺らす事で払いつつ)―…私はオユキ。(一歩。)術を使えば、疵を負っていても少しは楽に争いが運べようかと―…私は短刀しか使えぬので。 [Wed 28 May 2003 00:43:49]
◆ヘルティーナ > このワタクシが……此処まで押されるなんてッ!?―――…な、名をお聞きしたく。ワタクシ、ヘルティーナと申します。……金肉!!!―――ち、力瘤の方で御座います。(今晩はと此方も辞儀を返し。彼女の動作には、次々と驚かされるばかりだ。黒衣の娘は胸を押さえた掌を外せない。雨が止んだ事にやっと気が付いた。傘を閉じて、問い掛けを一つ)……術が使えぬとお聞きしましたが。使えば如何なるのでしょう? [Wed 28 May 2003 00:39:25]
◆オユキ > 今晩わで御座る。術の鍛錬をしていたのだが、ムー…。矢張り使うのは無理であろうか。(呟く様に問い掛けた、其の侭身を柔かに地へ足をつく。愛らしき娘、の顔がすっかり慄いているのが気になったが。前髪に隠される肉。ぺしぺしと、何も無かったかの様に額を叩く。)金肉?―……何を、はしたなき事を!御仁、女性であろうに。 [Wed 28 May 2003 00:35:00]
◆ヘルティーナ > あの。……一体何をされていたのでしょうか?……精神統一ですか?……(如何やら相手は、かなり真剣に修行をしているらしい。黒衣の娘は頭が下がる思いだ。自分は真剣に鍛錬などしないから。時折、密やかに獲物を捕まえるだけに過ぎなく。――般若面と瓜二つの貌の彼女を見詰めて、フルと小さく震える黒衣。己の紅茶色の眸を見詰められ。更に脅えていたけど、相手の額に!)……キン肉……!!(戦慄) [Wed 28 May 2003 00:31:20]
◆オユキ > (微か、額に肉の字が浮かび上がる以外は、何も。) [Wed 28 May 2003 00:28:26]
◆オユキ > (手を突き出した侭、時が止まる。般若の形相をした女の時が止まり、沈黙が訪れる―…甘そうな瞳を鬼の顔で食入り、見詰めていた。何も起きない) [Wed 28 May 2003 00:27:37]
◆オユキ > (―…しぃん。) [Wed 28 May 2003 00:26:07]
◆ヘルティーナ > !!?―――ヒ、ヒィ……わ、ワタクシ、何か御気に触る事でもッ!?……御免なさい!御免なさい!(普段なら決してしない事。素直に謝る黒衣の娘。オユキの摩訶不思議な詠唱と、目を見開いた迫力に度肝を抜かれる思い。心臓が肋骨を突き破り、飛び出すかと思った。娘は驚き、胸を抑えるように掌を宛がう。――何時の間にか止んだ雨にもまだ気がつかぬ程) [Wed 28 May 2003 00:25:29]
◆オユキ > 南妙法蓮華、摩訶般若波羅蜜多心經―…(眼を瞑ったまま、逆さに座禅を組むのは女。胸の前で大仏の様、手を重ね合わせ。気配は気付いていた―…返答はしない、代わりに!)…即説呪曰!!(カッ!!眼を見開く!!芍薬の様、撓やかに歩み来た娘へと、己が黒眼を見開き。どうやら呪文の終りのようである。両手を前に突き出した!) [Wed 28 May 2003 00:21:16]
◆ヘルティーナ > !!!―――…ね、念仏を唱えていらっしゃる!!……い、一体何者……(貌を上げれば、闘技場の奥に座禅を組む人物を見付けた。黒衣の娘の尖った両耳に、風に乗って聞こえて来たのは東洋の念仏。こんな時刻に。しかも逆立ちをされて。「只者ではない」―― 一瞬で悟った黒衣。彼女に振り向き、足取りは普段通りに装い、しゃなりとした動作でオユキへと歩み寄り)……今晩は。変わった体操ですね。 [Wed 28 May 2003 00:17:58]
◆オユキ > 南無阿弥陀仏―…(どうやら、呪文の練習をしているようだ) [Wed 28 May 2003 00:13:26]
◆ヘルティーナ > 雨の日は憂鬱になってしまいますね。……ワタクシ、晴れでも憂鬱ですが。……(要するに退屈らしかった。黒衣の娘は肩に軽く宛がった傘の柄をクルリと回し。蝙蝠傘に付いた雫を跳ねさせる。ピシャと舞う水滴。水溜りに波紋を描き。―…娘は足下に出来た大きな水溜りに映る自分の貌を覗き込む。ザァザァと降る雨の音を聞き乍。薄暗い中。水に映る自分の貌には表情が無いようにも見え)あら?(誰かの気配) [Wed 28 May 2003 00:12:19]
◆鍛錬場 > (中心に手合わせ用の台のしかれた鍛錬場にオユキの姿が現れる…) 『(奥の端、座禅する女―…しかも逆さに。床に頭をつけている。)』 [Wed 28 May 2003 00:11:09]
◆ヘルティーナ > 嗚呼。いけません。……如何にもこうにも……(短く嘆息を零すのは、漆黒のローブを纏う黒衣の娘だった。憂鬱そうな退屈そうな貌付きで、夜の鍛錬場へと訪れた。今宵、此処に来た目的は不明。ただ、退屈な時間を潰しに来たのか。何か面白い事でも起きれば幸いと感じ。――黒い光沢の有る沓で、ゲートを潜り、奥へと分け入る。静かな建物内。稽古をする者も疎らにしかいなく) [Wed 28 May 2003 00:03:58]
◆鍛錬場 > (中心に手合わせ用の台のしかれた鍛錬場にヘルティーナの姿が現れる…) 『(夜の鍛錬場へと訪れた細い人影。漆黒の服を纏う娘の物で―――…)』 [Tue 27 May 2003 23:58:56]
◆鍛錬場 > (死と隣り合わせの戦闘の闘気ではない熱気に満たされた鍛錬場からエオンの姿は消えていく…) [Tue 27 May 2003 23:27:24]
◆エオン > (そして女の修行は今しばらく続いたのである。鳴り合うことの無い剣戟の音は雨垂れの奥に―...) [Tue 27 May 2003 23:27:19]
◆エオン > (身体と心が合わないということは常に起こり得ることだ。折角体調は万全だと言うのに。雨の所為にはしない、相手が居ない所為でも無い、溜息の対象は自分だ。)ええ、ええ。判っております。(気を上げなければ。想像の手合いの相手をもっと鮮明に。身体全体で動くように。…ひとつひとつに神経を集中させんと。) [Tue 27 May 2003 23:26:33]
◆エオン > 相手が居ないとこうも...動きが...掴み難いものなのでしょうか。(きゅ、眉を寄せる女。困ったような顔を分かり易く顔に浮かべた。動きが生温いような気がする。未熟なる部分、思考から追い出さないように口で紡いで思考に刻んだ。今イチ真剣さに欠けるようで、一先ずふぅぅ...と息を流して。頭髪の間に堪った雨がこめかみを伝う感覚が強い、身体が温まっている証拠であろうが。) [Tue 27 May 2003 23:21:02]
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